1. ether fish
エーテル。光を伝える溶媒そして魚のようになって
時間と空間を超えて夢の一番深いところまで行きましょう。
時空のねじれもひとっ飛び。
途中のヴォイスはより深く潜るためのdreamish(ドリーミッシュ語)。
夢の中で使う言葉。ムニャムニャってやつです。『より深く、より遠く』って歌ってます。
後付け感スッゴイありますけど、、
2.
7th st. #3
夢の中に現れる、ある女性。
自分では詞が書けないのでここはPure Heart Label店長の新居昭乃のお力を拝借。
イメージを見事に形にしてくれました。
タイトルは夢の中、どこかの街、ストリート?もしくは駅。3番ホームか。。
あえて限定しないあいまいなタイトルにしました。
3.
doze
子供の頃、同じ夢を見ることがよくありました。
夢の中で見る夢のような、、目覚めると同じ部屋。季節は夏なのか、ぼんやり眼。。。
真昼の薄暗い部屋の窓から白く光るベランダ。そして真っ青な空が見える。
起きようとするのだけど、ものすごく眠くて起き上がれない。また目を閉じてしまう。
夢の中のセーブポイントか?!
そんな情景をdreamish(ドリーミッシュ語)で表現しました。
白状すると、このヴォーカルトラック。これは曲ができた時の仮歌です。デモですね(笑)
朝方、起きてすぐできた曲です。半分、寝てます。ほとんどそのまま。。
ちゃんと歌詞をつけて録音するつもりだったのですが、
このまさにDOZEな雰囲気が出せませんでした。
今回、自分で歌うことで、いつもと立ち位置が違って判断できなくなったりしたけど
『これはこのまま、これでいこう!』とプロデューサー的に判断できた楽曲です。
4.
memories
唯一、現実を描写したトラック。
自分ともちょっとダブらせて、朝起きて仕事に行くまでのサウンドトラックですかね。
朝、目覚める。意識がはっきりしないままシャワーを浴びて出勤。
運転する車の中から流れゆく外の風景。
信号で停まり、また動き出す。昨日見た夢をぼんやり思い出したり。
『あれ?この交差点いつもと何か違うな、、
そうか。あの建物がなくなったんだ。前、何があったんだっけ。。』
人の記憶なんていい加減なモノ。
昔、子供のころ見た夢と現実に起きたことの堺がなくなってたりするなぁ。
教会の角を左折して、しばらく行ったら大きな幹線道路。
激しい渋滞だ、、ふとカーナビに目をやる。
一瞬、自分も俯瞰になって人工衛星のビューに。
『あー、いいや。裏道は。
このままベルトコンベアーに乗ったように流れに身を任そう。』
『道路をこの街の血管に例えたら血液に乗って一体、
自分は何を運んでいるんだろう。。。』とか考えてるうちに
いつのまにか到着〜。
5.
ocean
ギター、エレピ、シンプルなリズムトラック。
できるだけストイックなトラックで深い曲を作り出せたら、、、と トライしました。
夢だとわかっていてもつい引き込まれて不安になったり切ない気持ちになったり、、、
そんな感情を新居女史の力で歌に。
夢の階層も相当深いところまでやってきました。もうすぐ最終階層へ。。
6.
floating on the deepest floor
夢の最も深い場所。
浮かんでいるようで心地よく、そして懐かしい部屋。
柔らかい夕日が差し込む窓。
でもちょっとした感情の動きで壁が崩れたり壊れてしまうとても不安定な磁場。
長くは居られない。
回りだすジャイロスコープ。グーンと徐々にスピードを上げて浮上する。
目覚めた世界は果たして。。。
保刈久明オフィシャルサイト
Hisaaki Hogari Trip to the Ciel
DOZE CD information
Pure Heart Magazine DOZE page